日時 2024年5月27日(土曜日) 午前10時~11時
場所 J:COM中央区民センター第2・第3会議室(大阪市中央区久太郎町1-2-27)
=次 第=
1.開会の辞:北田一誠理事長挨拶
2.正会員数 50名 出席者 26名 委任状 20名 欠席者 4名
3.議長:中澤 重博 議事録署名人:小山健二、井上 康、 書記:青木 イク子
4.議事
<承認事項>
・第1号議案
2023年度事業活動報告 ―承認
2023年度活動決算報告及び監査報告―承認
・第2号議案
役員選任承認の件―承認
<報告事項>
・第3号議案
2024年度事業活動方針及び活動予算報告
5.閉会の辞:渡邊耕平理事長
令和5年(2023年)度 事業活動報告
○はじめに
特定非営利活動法人大阪区民カレッジ(以下「区民カレッジ」と称す)第11期は新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」と称す)禍中、大過なく終了することが出来ました。 受講生、講師、カレッジ運営者の真摯な対応と大阪府、大阪市並びに関係諸団体のご支援の賜物であります。感謝いたします。
コロナは2023年5月よりインフルエンザ並みの扱いとなっていますが、収束の見通しは立っていません。特効薬の出現が待たれます。感染防止を第一とし安心・安全なカレッジに務めました。新規に住之江・住吉校を設立し、計8校 体制になりました。コロナ伴い広い教室の確保、感染防止対策費など多額に上りましたが、各位のご理解、ご協力により、滞りなく修了いたしました。
○基調報告
1.令和5年度、感染予防対策を図りながら、受講生は中央校、北校、天王寺校、東成校、西校、みなと校、住之江・住吉校は各40名、城東校は41名にて 計321名を迎え入れました。
2.カリキュラムの進行並びに講義は、24回実施し、感染防止対策のため、教室は広い会場へ、ソーシャルディスタンスをとっての講義、マスクの着用、検温管理、消毒対応、換気などを実施しました。
3.感染防止上、人と人との間隔を空ける、会話の控え、直行直帰の勧めなど、受講生間や運営者とのコミュニケーション不足が否めませんでした。
4.コロナはインフルエンザ並みの扱いとなり、世間では通常の生活に戻りつつあり、区民まつりなども復活しやや落ち着きも見えてきました。
5.各校は大阪府のシルバーアドバイザー(以下「SA」と称す)養成校と承認。SA申請者(過年度受講生)31名全員が大阪府知事からSA認定証が授与されました。
6.来期は新規に「平野校」を設立し、9校となります。みなと校はみなと・大正校へ名称変更しました。
7.来期の募集は各校定員を44名とし、例年どおり10月より募集を開始しました。 中央校、北校、城東校、東成校、天王寺校、平野校では年内には定員に達しましたが、西校、みなと・大正校、住之江・住吉校は定員未達となり、今後の課題を残しました。入学者総数は368名です。
8.募集はホームページよりの申請が増加しています。
9.次期役員候補が推薦されています。新生カレッジを期待しております。
<理事会>:議事(審議事項、報告)のほかDR会議等の報告など適宜行った。
第1回 令和5年4月28日 審議
(1)第10回通常総会・第1号議案・事業活動報告、活動決算報告、監査報告:承認
(2)第10回通常総会・第2号議案・令和5年度活動報告活動予算案報告の件 :承認
両議案とも一部訂正箇所あり、次回理事会に報告
第2回 令和5年5月12日 審議
(1)第10回通常総会第1号議案一部修正案:承認
(2)第10回通常総会第2号議案一部修正議案:承認
第3回 令和5年7月7日 審議
(1)新規平野校、「第二北校(仮称)」設立の件:平野校は設立承認。第二北校案は継続審議
(2)令和6年度受講生募集要件 :承認
(3)みなと校クラブ活動承認の件:承認
報告 ・高大健康まつり参加の件
第4回 令和5年9月8日 審議
(1)2024年度受講生募集冊子編集の件:承認
(2)2024年度受講生募集冊子配布数の件:承認
報告 ・校則変更の件:みなと校をみなと・大正校へ名称変更、新規に平野校を追加
第5回 令和5年11月10日
審議:交通費規定改定の件:対外行事やデイレクターの業務などを見直し、継続審議とする
報告・受講生募集状況
第6回 令和6年1月12日
審議・デイレクター交通費規定改定の件:承認
報告:受講生募集状況、入学式実施要領
第7回 令和6年3月22日
審議(1)令和6年度年度理事、監事候補者選出案:承認
(2)令和6年度デイレクター(DR)委嘱の件:承認
(3)DR交通費規定改定の件:承認
報告 ・令和6年度DR体制、新任DR紹介、退任者挨拶
・令和6年度スケジュール 概要
・入学式実施次第、当日スケジュール、役割分担 ほか
・決算見込み
財産目録 (単位千円)
流動資産 12,853
流動負債 10,787
正味資産 2,122
貸借対照表 (単位千円)
流動資産 12,853 流動負債 10,787
固定資産 0 固定負債 0
繰延資産 56 正味財産 2,122
資産の部計 12,909 負債・正味財産の部計 12,909
〇役員選任の件
定款第12条、第13条、14条及び第15条により役員選任
※ 理事長、副理事長を記載
理事長 渡遵 耕平
副理事長 青木イク子
副理事長 井上 康
副理事長 小山 健二
副理事長 曽我 一郎
副理事長 高石 和子
2024年度 事業活動方針
○ はじめに
大阪区民カレッジは、創設後12年目を迎え本年度には平野校を新たに開校し、9校となりました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も沈静化し昨年5月にはインフルエンザと同様の5類に移行しました。 しかし我々高齢者にとっては完全に終息したとはいえず、今後も受講生・講師・スタッフの皆様方のご理解と関係各位のご支援・ご協力を頂き、健康でより良いカレッジ生活の運営を行いたいと考えております。
また社会のデジタル化・少子超高齢化が加速する昨今、従来のアナログから新しい生活様式であるデジタル化が各方面に拡大しており、この流れをいかに取り入れ我々高齢者間の情報格差をどのように解消させるかが問われています。区民カレッジ内においてもスタッフ・DR・受講生間のコミュニケーションの在り方にも変化を与えています。
元気な高齢者が増えている現在、仲間と共に学び、実践し、また自らの長年培われてきた知恵や経験、その豊かさを活せる区民カレッジの重要性は増しています。
そんな中、本年区民カレッジでは「新規授業・講師の開拓」 「新DRの育成・発掘」及び「新校の設立」の「3新」を軸に運営することとします。
またこれらに加え、予想外の支出に備えカレッジの安定した経営を目指すため授業料の値上げを最大課題とし運営します。
本年度も大阪府シルバーアドバイザー(以下「SA」と称す)養成校と全校承認されました。区民カレッジの修了生は、地域活動を推進するボランティアとして大阪府内での活動実績を申請することで大阪府知事よりSAの認定証が交付されます。カレッジ終了後は地域の社会参加活動にどしどし参加しましょう。
○活動方針
コロナ禍が過ぎ5類に移行しました。経済活動もコロナ前に戻り平穏化し、地域密着型の区民カレッジの受講希望者は今後増加すると考えられます。
そのため今年度は次年度のカリキュラムがより充実し魅力的なものになるよう授業内容の再検討・再構築や授業の見直しを考えながら進めることとします。また授業の開始に当たっては、従来の検温・手指の消毒・教室の換気を保持し健康第一として互いに安心して活動できるように対応します。
1.高齢者はコロナに感染すると重症化するリスクが高いと言われています。従来どおりの感染対策を今しばらくは継続します。また、お互いが思いやり、心使いを大切にし、安心して活動できるよう努めます。
2.令和6年度の募集者数は396名でしたが受講生は368名にとどまり、西校、みなと・大正校、住之江・住吉校の3校が未達校となりました。この3校のアクセス、教室環境やカリキュラムの魅力度等対応を検討します。
この事象を踏まえ、次年度にはNPO法人として社会の要請に応えるべく、受講生を増やすよう努めます。
3.講義日数は24日ですが、クラスでのコロナ感染状況により休講やカリキュラムの変更もありうる為、変化に対応出来るよう受講生・講師・運営者共々努めます。
4.人材育成と財務の健全化は組織の必須要件です。ボランティア活動における成長を通じ、次期を託す人材の発掘・育成に努めます。
5.予想外の出費を念頭に、スタッフ・DR・受講生及び会員に経費の節減協力を求めます。
6.コーダイグループ、大阪府民カレッジと連携し、情報交換を行い交流の活発化に努めます。
○教務部
1.社会環境の大きな変換期を迎え、カレッジへの社会的期待の高まりに応えるために、ニーズを適切に深堀し、魅力的な意義あるカリキュラム内容を構築するとともに学習環境の向上に努めます。
2.ディレクター(以下「DR」と称す)会議や役割担当者会議などを適宜開催することにより学校間の情報を共有し、クラス運営の課題等の解決、運営の効率的な標準化そしてレベルアップを図ります。
3.「カリキュラム委員会」では社会の方向性を先取りし、受講生にとって必要かつ価値ある内容の提供および受講生とのコミュニケーションを活発におこない興味ある魅力的な内容の提供に努めます。
4.新規DRや新規講師の発掘・採用によりカレッジの一層の活性化を図ります。
5.校外活動、社会参加活動は安心・安全を第一として積極的に取り組むとともに受講生の自主性を醸成してまいります。
6.DR研修会を適宜開催し、クラス運営と講座の充実を図ります。
7.「ふれあい祭り(合同)」を11月26日に計画し、自主的に活躍できる受講生の増加を目指すとともに受講生間の楽しい交流を図ります。
○総括部
1.SDGs推進の中、業務の見直し標準化と無駄を省くことを通じコスト意識を高め、財務の健全運営を図ります。
2.事務資料のデジタル化を導入し、事務作業の効率化を推進します。
3.大阪区民カレッジの理解・認識を広め、正会員、賛助会員を募り、財務の強化につとめます。
□カリキュラム委員会
1.社会の変化に即した情報収集を進め、受講生とのコミュニケーションを深め主となるカリキュラム内容を設定していきます。
2.受講生の主体的に学ぶ姿勢を高め、まち歩き・地域の歴史文化に造詣の深い講師の発掘をおこない、地域との密着した講座となるよう努めます。
□募集委員会
1.新校の設立場所検討と設立プロジェクトの設定
2.募集業務の効率化を図ります。
3.応募状況をアンケート等による応募動機を把握し、期待感を高めるよう取り組みます。
4.ホームページからの応募が増加しつつあり、ホームページを活用し募集要項の情報提供や募集状況を迅速に提供し、情報化に対応します。
5.募集冊子のビジュアル化による印象深い案内にします。
6.募集冊子配架個所・印刷数を見直し経費の低減を図ります。
7.募集冊子は9月中旬まで作成し配布。大阪府高齢者大学校、大阪府民カレッジと協調して10月から募集を開始します。
□ 広報委員会
1.区民カレッジの活動内容をタイムリーに情報発信し、区民カレッジを市民・府民に広めていきます。
2.ホームページの応募が30%を超えてきており、ホームページの活用によって迅速な募集を展開させていきます。
3.ホームページをスマートフォンで見やすいデザイン構成にしていきます。
□ シルバーアドバイザーの養成、資格取得(認定証)者数増に努めます。
1.取得者は約290名です。活動実績などのアンケート結果を分析し、情報の共有化を図り、地域参加活動の連携を進めます。
2.SAの趣旨の理解を深めるため、各校への説明活動を進めます。
○企画部
1.地域、社会の期待に応じるべく、社会参加活動を推進します。
姉妹校コーダイ行事(健康まつり、フェスタ、子ども科学フェスティバル)
府市主催行事(大阪国際女子マラソン、大阪マラソン)
区や社会福祉協議会・コミュニティ協会主催の各行事
2.地域密着型カレッジの市場調査をおこない、次の展開を企画します。
3.SA取得者の活動実態調査をおこない、連携を深めます。
2024年度事業活動予算書(単位 千円)
経常収益 10,982
経常費用 10,968
当期正味財産郷減額 14